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独り暮らし女性襲った愛ロス

独り暮らし女性襲った愛ロス

――昨年暮れに亡くなった飯島愛さんの孤独死が、都会に暮らす未婚女性たちに重く深い衝撃を与えた。
とりわけ年齢の近い30代は、まるで自分の分身を失ったような喪失感にとらわれている。――

 クリスマスイブに届いた飯島愛さん死去の知らせ。その衝撃が収まらない。本名・大久保松恵、享年36。ついこの間までテレビの人気者だったひとがひっそり逝き、1週間だれも気づかなかった――寂しい事実は、とりわけ都会で独り暮らしをしている女性たちの胸に、重く深く食い込んでいった。
 年が改まっても、余震は止まらず、彼女のブログの最終ページへのコメントは、3万5千件を超え、今なお増え続けている。
 飯島さんは1972年東京生まれ。アダルトビデオ(AV)の女優をしていた時代に、深夜テレビのTバック姿で人気が爆発した。裸を封印して以後は、あけすけなトークでバラエティー番組に引っ張りだことなる。

■自己主張がなかった

 2000年には、家出、援助交際、整形から妊娠中絶まで赤裸々に書いた自伝的エッセー『プラトニック・セックス』を出版。200万部を売り上げ、人気を決定的にした。しかし、07年、突然芸能界から引退する。
 トーク番組で見せていた反射神経の良さは群を抜いていた。楽しいおしゃべり仲間を思い出すように、テレビの中の「愛ちん」を懐かしむ声は多い。
 愛知県出身、フリー編集者のカナさん(37)は「訃報を聞いて、友だちを失うようなせつなさが走った」という。同時に、稀有なコメンテーターを亡くしたとも思った。
「トークは傑出してた。しかも、女性出演者にありがちな『わたしが、わたしが』という自己主張が微塵もなかった。私に電話くれれば遊びに行ったのに、と本気で悔やみました」
 山口県出身で東京の化粧品会社に勤めるクミさん(28)は、ネットで訃報を読み、泣いた。はじけているようで、自分の立ち位置がきちんと見えている繊細さにひかれた。
「愛ちゃんは他人に優しかった。独りで1週間も横たわっていたと思うと可哀想すぎます」

■せつなさ代弁する存在

 打ちひしがれる女性たちに比べると、日本男児は驚くほど反応が鈍い。台湾では、アジアを代表するAV女優の死を1面で報じた新聞もあったのだが。
 AVに詳しいライター、安田理央さん(41)によると、国内のAV界では可愛いがやる気の薄い、作られた清純派として過去の中に追いやられている。
「むしろ、今時の女の子が好きなケータイ小説の世界を、身をもって駆け抜けた人。欲望のまま行き当たりばったりに生きて、成功していくモデルになった。イチローにはなれないけど、どんなダメな子でも、飯島愛にならなれそうと思わせた」
 確かに、サイン会を開くと、熱狂的な女の子のファンばかりが目立った。「週刊朝日」で飯島さんの連載を担当したフリーライターの福光恵さんはいう。
「声なき女の子のせつなさ、悲しみを代弁してくれる、かけがえのない存在だった」
 男性原理に照らすと、価値の見えない世界かもしれない。感覚的で、まとまりがなく、言葉にしにくい。けれど、だからこそどんな女の子も、共感と安らぎが得られる秘密の花園。

■積み上げたものがない

 その世界との距離感によって、飯島さんの死の受け止め方は異なってくる。
 IT企業の広報担当エリカさん(27)にとっては、
「人生経験豊富で、大人びたセンパイの事故死」
 だった。自分と縁遠い放埒な経験の数々も、むしろ羨ましい、かっこいいと思う。
「女の子なら、だれでも心の中で、ひそかに考えていることじゃないでしょうか。近ごろはキャバクラ嬢がなりたい職業に挙がるくらいですから。最後は幸せになってもらいたかった」
 しかし、30代は違う。
 Web編集者のシオリさん(32)に今の思いを尋ねても、しばらくは口を開かなかった。
「……自分が、彼女と同じようになるんじゃないか、と」
 大学入学とともに上京。今は人気企業の正規社員だが、派遣社員歴が長い。
「積み上げてきたものが何もない感じがするんです。愛ちゃんもそう思ってたんじゃないかなあ。テレビでお尻見せたり、思いついたことをしゃべったり。それはいつでもだれかにとって代わられてしまうこと。彼女は、決してそうじゃないんだけど、自分で自分を評価してないし」
 テレビからは、頭の良さと細やかな気遣いが見て取れた。
「それがまたしんどそうで……」
 先の福光さんは、いう。
「感性や観察眼はすごく鋭いのに、自分は素人同然、と(芸能界での)マイノリティーの立場を常に意識していました」
 AVという出自、女優でも芸人でもない不安定な立ち位置。華やかに見える芸能界で、将来への不安や寄る辺のなさを感じていたのだろうか。
 飯島さんと同じ36歳のライター、ミキコさんも自分と重ねる。
「彼女が深夜番組で『Tバック見せて』と言われ、最初は『ヤダヤダ』と拒みながら最後には見せちゃう場面を見て、ああ、そうなんだ、私たちは人の顔色を見て、ああやって受け入れていくんだなあ、と思った」
 今の30代は共通の社会体験、確固たる理念のない「自分探しの世代」なのだと、ミキコさんは評する。そこに結婚への迷い、出産のタイムリミットが重なると、気持ちはさらに揺れる。
「絶対的な価値感が持てない、容色は日一日と衰えていく。揺れますよ。飯島さんもそうだったんじゃないかな。私は毎日予定を入れてしまう。何かし続けてないと怖くてしょうがない」

■支え合いながら生きる

 ところが40代も半ばになると迷いのトンネルを抜け、「倒れた時はどうなるか」をリアルに考えるようになる。
「身辺整理は進めとこう、ゴミは捨てとこうとか……ごめんなさい、バアさん的で。でももう結婚願望もないし、子どもが欲しいも現実的じゃないし、仕事はしないと食べられないし」
 とライターのホノカさん(44)。
 同世代でコメンテーターでもある作家室井佑月さん(38)は、30代半ばの苦しさを「迷えなくなること」に求める。
「30代も前半までは、いろんな道が見える。結婚するか、子どもを産むか、仕事をどうするか。それがぐっと狭まってくる」
「若くて、女」なら、本人が望まなくても恩恵を得られる。室井さんもそんな時期があったという。でも、いつまでもそこに止まることはできない。だから日々、友だちと話し合っている。いざという時は助け合おう、仕事を紹介し合おう、と。
「女のコミュニケーション能力を生かして、支え合いながら生きていく。うんざりするほど先は長いんですから」
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テーマ:ママのひとりごと。 - ジャンル:育児

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